PinSプロジェクト

2018-

富岡町は福島県の太平洋側・中ほどにあり、 2011年東日本大震災・福島第一原発事故の影響により大きな被害を受けました。2017年4月に「帰還困難区域」を除き避難指示解除、そして2020年3月10日には「帰還困難区域」のうちの一部の避難指示が新たに解除され、2023年現在では、2000人ほどが町内で生活しています。

インビジブルは、2017年富岡町教育振興計画検討委員会(通称:富岡町のまなびを考える会)に関わり、2018年学校再開に向けたアクションプランの制作に携わりました。そこで「コミュニティの拠点となる学校」を目指すこと、そして震災前から富岡町の教育方針として掲げてきた「町ぐるみで子どもたちを育てる」ことをコンセプトの中心に置き、新たに 「人がつながり 文化をつむぐ 多世代教育」を実現するための展望を立てました。

同年8月、富岡町との包括連携協定を交わし、この理念をもとに富岡町立小中学校に各界のプロが仕事場を設け、児童生徒と学校生活を共にする PinSプロジェクト「Professionals in School (プロフェッショナル転校生)」の活動がスタートしました。

そして今、共育という様々な創成活動が常に循環しその躍動力が維持されて保たれるコミュニティ作りに向けて、教育現場、そして地域コミュニティ二つの入り口から、PinSプロジェクトが定義する「教えない教育=偶然性が生まれる環境」の実践に取組んでいます。

主催:富岡町、NPO法人インビジブル